ヨガとインドで脱皮していく自分 ~chacoちゃんのヨガ留学体験談~

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2016年の4月開講の「インドヨガ留学」コースに出てくれたchacoちゃん。ミス日本代表と言われても疑わない外見で、人への接し方にも勉強にも常に120%で取り組む姿勢を持っていました。そんなchacoちゃんのテーマは聞くまで全く想像にできないものでした。

初めてだらけのインド

サンダルで街を歩くなんて、初めてでした。
タンクトップで過ごすことも、
日焼け止めだけのすっぴんな日々も、
ヨガに始まりヨガで終わる一日も、初めてで、
大人になって初めてがこんなに見つかるなんて、感動でした。
インド、プリーにあるサンタナの学校を見学

サンタナの学校を見学

 

毎日が発見で、気付きで、時々苦しいけどそれ以上にワクワク・ドキドキしました。
毎朝、今日は何が起きるんだろうと目が覚めるが楽しみで、うっかり2ヶ月間、4時起き生活を続けちゃうほど、インドは魅力的です。

インド向きではない!?

・ 辛いものが大の苦手
・ 肌がものすごく弱い
・ 豆腐のようなメンタル
・ 若干潔癖症
・ 繊細な内臓機能
・ NOと言えない日本人
・ 騙されやすい
極めつけに、後天性の脊椎側弯症を患い、背骨が湾曲していてバランス感覚ゼロの私。何一つ、インドでヨガをするのに適する要素がないのに、気付けばインドでヨガの修行をしていました。なぜインドか自分でも分からないのですが、”インドに呼ばれた”という言葉がしっくりきています。

次のステップとしてのインドそしてヨガだった

インド、プリーのビーチでヨガ仲間と瞑想

ビーチでヨガ仲間と瞑想(の振り)

 

このプリーでのTTC200Hクラスを発見したのは、仕事を辞め、“次のステップ”をどう踏み出すか考えていた時でした。私は過去の経験から、恐怖心の塊のような人間で、大したことのないモノゴトひとつに対しても、石橋を叩いて渡るどころか、石を叩き割ってもう橋がないのに、渡ろうかどうしようか悩み続けるほど、臆病で慎重で不安で、怖くて仕方なかったです。

変化への恐怖

鳩のアーサナ(ポーズ)を決めるチャコちゃん

鳩のポーズを決めるチャコちゃん

 

別段、変化が怖い。
加えて、自身に対しての評価が低いせいで自己犠牲精神も強く、勝手に悪い方向へ思い込む癖もあり、結果、自分で自分の首を絞めて、勝手に苦しんでいる状態に陥ってしまっていました。何を選択しても、変化をすることに変わりない、”次のステップ”を踏み出すことが怖くて怖くて、悩み過ぎて一周回った頃、“次のステップ”って、自分がやりたいことをやってもいいのではないかと、思ったのです。

恐怖心を克服したい

『…それなら、自分が変化する恐怖心を克服したい。』
そこからはびっくりする程、何も悩みませんでした。頭に思い浮かんだのは、趣味で続けていたヨガで、ネットで検索した時、真っ先に目に入ったのが、このヨガコースでした。
次のタームが始まる3週間前に決め、ドタバタと手続きをしてもらい、気付いたらもうインドにいました。
サンタナロッジのお客さんたちと

サンタナロッジのお客さん達に誕生日を祝ってもらう

 

冒頭でお話ししたように、何もインドに当てはまる要素がない私でしたが、
日常生活においては、毎日パッと起床して、モリモリご飯を食べて、よく笑い、よく動き、ベッドに入れば3秒で寝て、何も不自由なく過ごせたのには、自分でも驚きました。
(あ!唯一虫(蚊と蟻)には悩まされました。特に最初の1週間、手足がぶつぶつだらけになり、痒いし痛いしで辛かったですが、慣れとは恐ろしいもので、後半になるにつれ悩まされることはありませんでした。)

インドインドインド!

そんな事より何より、息つく暇なく、自分の感情や感覚が揺り動かされる出来事が、毎日眼前で繰り広げられます。
・牛が八百屋さんのキャベツ食べてる!
・道のど真ん中でおっさんが寝てる!
・建設中の建物の足場が竹で組まれてる!しかも命綱なし!
宿から一歩外に出れば、左ストレートをガツンと喰らって目がチカチカするような世界。
ヨガで精神を鍛えているのにも関わらず、ヨガの時間以外は、いつも何かをキャッチしようと心のアンテナを高く、色んな所へ張り巡らせていました。

 アーサナ・呼吸法・瞑想について

インドヨガ留学、座学の時間

座学の時間の様子

 

肝心なヨガの話をしましょう。
この200Hコースはアーサナ(ポーズ)以外にもセオリーがあり、”ヨガとは何ぞや””アシュタンガヨガとは何ぞや”などを学びます。
アーサナを始める前に、プラナヤマ(呼吸法)をして瞑想をする時間があります。
胡坐をかいて、手でムドラを組み、目を閉じて瞑想をする。
これが、私には辛かったです。
毎日続けていると、ある瞬間、肩の力が抜けて、首がすっと体の上に乗り、気持ちの良い姿勢が取れるようになり、呼吸がし易くなりました。同じく、アーサナでも、全然体が伸びなかったのに、呼吸がし易くなったその期間を過ぎると、ぐにゃりと曲がるようになるので、自分の身体の変化も面白かったです。変化=怖いと思っていましたが、こんなに楽しい変化もあるんだった!と、思い出した瞬間でした。何より、セオリーが一番面白くて、常に気持ちも姿勢も前のめりで授業を受けていた気がします。我ながら、よく勉強をしました。自分を変えたくて、その術が知りたくて来たヨガ修行。
毎時間の授業内容がそれに当てはまっていて、受け取ろう、飲み込もう、と必死でした。必死でしたが、それ以上に単純に、人生の真理をほんの少し知れて、その度に全身に鳥肌が立つ程面白かったです。

 ヨガは宗教ではない!?

ヨガのポーズ(トリコナアーサナ)

トリコナアーサナ

 

(ここからは、授業を受けた私のヨガへの解釈です)
ヨガは、≪人生をいかに笑顔で過ごすにはどうすればいいか≫を示してくれるものです。
宗教的と言われますが、宗教とヨガを大きく隔てるものは、その頂点に何が立っているか、だと思います。
宗教の一番上は神様がいますが、ヨガのてっぺんはいつも自分自身です。すなわち、ヨガを学び、それを心と体に取り込むことにより、自身をより高めて大事にしていくことに繋がる。ヨガは日々の生活の中にあり、Art of Living(生き方を象るもの)であるから、生涯にわたって自分が、ひいては自分の世界にいる人が笑っているためにそばにあるもの、ということに行きつきました。

 ヨガで恐怖心はなくなった!?

ヨガの講師や仲間と蓮のポーズ

ロータスポーズを先生たちと

 

さて、インドのヨガ修行を通して、私は恐怖心を拭い去り、自分を大事にできるようになったのか。
まさか!
たった2ヶ月で自分をそこまで変えられないし、真理の扉は開いてはくれません。でも2か月前の私は同じ?と聞かれたら、全く違う私がいます。
毎朝、目覚めるたびに昨日とは違う、少しずつ変わっていく自分が、そこにいます。
まだ私は変化の途中で、脱皮しきれていませんが、いつか変わる瞬間が来るだろうと、ヨガを通して、自分と向き合っています。いつかこんなヘタレな時代もあったんだよね、と笑って話せる日が私にはきます。そう思わせてくれた、このヨガコース、一緒に学んでくれたチームメイトに、支えてくれたたくさんの方に、深く深く、感謝です。
NAMASTE!

日本に帰国してから

インドヨガ留学の日本語サポートスタッフとして
6月に一度日本に戻ったchacoちゃんですが、実は9月末から再度インドに戻ってきております。ヨガの日本語サポートスタッフとして活動してくれています。一生懸命さはもちろん健在!ヨガの終了からインド再訪までの道のりはまた次回。

インドヨガ留学のすすめ

chacoちゃんの参加した、サンタナトラベルがお届けする「インドヨガ留学ワールドヨガアライアンス資格取得コース」の紹介はこちらです。本場インドでヨガのティーチャーズトレーニング合宿をしませんか? 今後も、ほぼ毎月スタートで45日間のレッスンを開催予定です。