私もインドでヨガ始めちゃいました~カクタスのインドヨガ留学体験記~

2016年にサンタナゲストハウスでスタッフをしてくれていたカクタス。2017年の4月のインドヨガ留学に参加してくれました。サンタナスタッフ時代にヨガを学ぶメンバーや仲間達を見ていて、自分もやってみようと思ったようです。インド滞在の回数も多く、総滞在日数も長いカクタスですが、今回のインド体験はまたちょっと違っていたようです。

ヨガ留学に参加しようと思ったきっかけ

ロッジ時代のカクタス

私がヨガを学びにいこうと思ったきっかけは、昨年にヨガを始めた坂本氏。彼がヨガを受けている間、私もプリーにいたのですが、その時の坂本氏は相当メンタルがやられていました。

『アーサナ(ポーズ)していると、自分の嫌なところが見えてくる。実はそれが昔から自分がしてきた行動とつながっていることに気づいた。』なんて言っていました。

ヨガのことをほぼ知らなかった私は“ただポーズとるだけでなんでそんな昔までさかのぼっちゃうの??”と疑問でした。自分自身変わりたいと思っていたので、「精神的な変化があるなら私も受けたい!」そう思いました。

ヨガクラス、スタート!

一つ前のタームの先輩の授業を受ける

ワクワクと少しの不安がありましたが、いざ始まってみると、とても楽しい!!

アーサナ(ポーズ)の授業は、最初は筋肉痛で生活になれるのにせいいっぱいでした。セオリーの授業は、初めて聞くことにはワクワクしたし、本などで知っていたことが出てきた時は、ヨガも同じ考え方なんだと気づいたり、とても楽しかったです。

スート・ネティという浄化法

ネティという鼻洗浄が、けっこう好きでした笑

嫌な授業

45日のビフォー・アフター

そんな中で嫌なものもありました。

それはシャクティークリヤという、吐く時におもいきり吐く鼻呼吸でスピードを変えて繰り返す呼吸法なのですが、これがもうしんどかったんです。辛いしお腹いたくなるし。

先輩たちの話や同期の子の話を聞くと、昔のことがフラッシュバックしたり、集中できて気持ちいいと言っていたりしましたが、私の場合、全くなりません。

週に一回この授業があって、やだなやだなと思うこと3週目。やっぱりお腹いたくなるし、できないし、辛いし、何も気づけない。そんな風に昔からのネガティブ思考がでてきました。

「あーできない自分だめだ。」

「辛いからって諦めようとしてる自分根性ないな。」

「泣きたいけど、できないのに泣く資格なんてない。」

 

…こうみると相当ネガティブだけど、でもこれがその時のわたしでした。

そんな時にふと、ヨガで学んだ

“自分の感情を観察する。自分の気持ちはそのまま感じてあげていい。”

ということを思い出しました。そうだとしたら、じゃあいまのこの泣きたい気持ちも受け入れてあげていいんじゃないかな、と思い、ひとり泣きました。

いまの自分に必要なこと

オートリクシャのお兄さんと記念撮影

自分をだめと思い、そんな風に自分を責めてしまう自分をまた責める、そんな負の繰り返し…

実は、こういう思考になってしまう自分に何が必要なのか、どうするべきなのか、私は知っていました。知っていたけど、実践が難しくて逃げていました。

それは

“自分を愛すること。

自分を大事にしてあげること。

自分で自分にOKを出してあげること。”

出来ない自分はだめ、ではなくていま自分はこういう風に感じているんだな、と客観的にみて、こういう風に感じている自分にOKをだしてあげること。

今までの自分にはこのことが難しかったのです。だから今回のヨガ留学に、はっとするような別の新しい気づきを求めていました。けれど、結果ヨガで気づかされたことは、私が必要だと分かっていたこと。知っていたこと。

自分に必要な学びは、何度でも目の前にあらわれる。そのことをどーーーん!と突きつけられて、いま私に必要なことはこの事なんだ、と再認識させてくれました。

ゆきちゃんの体験談

プリーのビーチでラクダ体験♪

毎日のヨガ生活にも慣れていき、たんたんとこなしてしまっていた時期。そんな時に、一つ前のタームのゆきさんのヨガ体験談がアップされました。それを読んで、正直焦る自分。

ゆきさんは33日間でしっかり自分と向き合って、学びを得ている。果たして今の自分はどうだろうか?

…うん、向き合えていない。

イライラする気持ち

海を前に自分と対峙する

その頃の私はというと、周りの人にイライラしていました。例えば、学びを与えてくれる人に対するネガティブな態度などにです。自分は自分、と周りなど気にせず楽しめばよかったのでしょう。でも、それもできませんでした。

自分と向き合おうと決めていたはずでした。

「じゃあなんで私はイライラするのだろう?」

と自分の気持ちをみていくと、

ある意味、ネガティブな感情を出せる人は自分の気持ちに素直でもある、ということに気づきました。

そして、わたしもそうしたい→素直になりたい→素直になりたいけどできない→できている人を見てずるいと思う→イライラしてしまう、と思っていることに気づきました。

この出てきた気持ちを、さらになぜ?でどんどん掘りさげていきました。

なぜ素直になれないのだろう?

海でバカーサナをきめる

→周りの目線を気にしているから。

なぜ周りの目線を気にするんだろう?

→目立つとすべて批判される、否定されると思っているから。

否定されるのを怖がっている自分がいるから。

なぜ否定されるのを怖がる自分がいるんだろう?

→否定されると、私の存在を認めてもらえなかった、と捉えてしまうから。

なぜ?を続けていくと、そこには

認めてほしい自分、愛されたい自分

そんな自分がいることに気づきました。

天国ショップの話

ルチカ先生の授業の様子

その時に、ヨガセオリーの授業で、ルチカ先生がしてくれた天国ショップの話が頭に浮かびました。

愛や自信、思いやり、自分が望むものはみんな持っているんだよ。神様からみんな与えられているんだよ。

という話です。

“だったら、わたしもすでに愛されているし、認められているんじゃないかな。だったら周りから否定されても、私が愛されていることに変わりはないし、私は何も変わらない。否定されることに怖がらなくていいんだ。” 私の心はこのように感じました。

心の変化

ちょっと離れた綺麗なビーチでポージング

振り返ると、今までの自分は、周りからの評価で自分の心を満たして、自分の心の安定を他人に求めていました。好かれたり褒められると心が安定して、批判されたり嫌われると心が不安定になる。だから周りの目を気にする。

心の真ん中がからっぽだったんだなぁと。

でも、“すでに愛や自信は自分の中にある”ということに気づいたら、心の内側から満たされる感覚がしました。本質的な意味でのヨガとは、自分自身を知ることです。自分が変わらないものであることを知ること。変わることのないエネルギーだと知ること。

そのことも体感でき、アーサナ、プラーナヤーマ(呼吸法)、瞑想が全部つながりました。そして心が穏やかになってきて、瞑想中の雑念も一気に減りました。

200時間を終えて

終了証をラディカ先生にもらう

それまでの私は、もっと自分を好きになりたい、自信をもちたい!と思っていました。今は、自信を持っています!というより、自信をもちたい、と思う必要がなくなったという感じです。

そして自分に無いものを無理に求めなくなり、自分が今持っているもので満足できるようになりました。これはヨガの教えの一つ「サントーシャ(足るを知る・今あるもので満足すること)」でもあります。

高級ホテルに朝食ビュッフェを仲間達と

これから、何をしていくかはまだ明確ではありません。でも、自分の好きなことで周りの人が笑顔になってくれたらいいな、とか、同じように自分に自信が持てなくて悩んでいる人の力に少しでもなれたらいいな、と思っています。

また、ヨガを始め自分もさらに一歩前に進めました。そしてヨガ好きだなと思ったので、これからヨガをしたいという人たちに伝えていきたいなと思いました。まずは周りの友達から始めていこうと思います。

そしてこれから

ヨガ留学に行く前は、帰国したらまた絶対京都に住もうと思っていましたが、絶対、とこだわりすぎなくてもいいんじゃないかなと思いました。以前は友達の存在を自分の幸せとしていて、少し依存傾向がありました。友達のことが大好きで大事なのは変わりませんが、常に誰かに認めてもらわなくても良くなりました。

今までは自分が感じる気持ちを信じきれなくて、どこか不安があったけれど、今では心は安定して、自分の気持ちを信じてあげられるようになりました。

といっても、二十何年も続いてきた思考のクセは簡単には治らないので、また顔を出したら、その都度観察して、一つ一つ修正していきたいと思います。

2017年大阪サンタナで開催されたワークショップでは体験談を披露

今回のヨガ留学は、確実に私の人生を変えてくれるきっかけになりました。お世話になった全ての皆様に感謝いたします。ありがとうございました*

 

 


インドヨガ留学のすすめ

カクタスの参加した、サンタナトラベルがお届けする「インドヨガ留学ワールドヨガアライアンス資格取得コース」の紹介はこちらです。本場インドでヨガのティーチャーズトレーニング合宿をしませんか? 今後も、ほぼ毎月スタートで45日間のレッスンを開催予定です。2017年は8月25日、10月3日、11月1日、12月4日開催予定です。